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裏返し

前回のエントリーに「人や物事を上辺だけで判断することはできない」と書いたが、人の上辺にあらわれているものは<裏返し>であることも少なくない。

自信がありそうに見えるのは、自信がないことの裏返しかもしれない。

強そうに見えるのは弱さの裏返しかもしれないし、逆に弱そうに見えるのは強さの裏返しということもある。

攻撃行動は不安や恐怖の裏返しであることも多いし、人を貶めるのは劣等感の裏返しということもある。(相手は悪くないのかもしれない)

善人面は性悪の裏返しかもしれないし、分不相応の高慢な態度は低い自尊心の裏返しと見ることができる。

大胆は小心の裏返しかもしれないし、優しさは強さの裏返しかもしれない。

効いていない素振りを見せるのは、効いていることの裏返しかもしれない。

嫌いは好きの裏返し、というのもよく聞く話だ。

優れた人間がピエロのように振舞うこともあるし、賢そうな愚鈍もいる。

あたかも自分がメサイアであるかのように愛を説く人が、じつは自己愛の権化ということもある。

普段はイケイケなのにいざケンカになるとぶるってしまうシャバいやつもいるし、頼りなさそうな人がいざというときは頼りになるということもある。いじめの加害者より被害者の方が本当は強いあるいは優れているというケースも、けっこうありそうだ。

その言行は一致しているか、事実と乖離していないか、矛盾撞着はないか、実際の力量・能力はどうか、思考の歪みはどうか、それは裏返しではないのか等々、そういったところを見ずに上辺だけで判断してしまうと、人や状況を見誤ってしまうことがある。

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